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【農機処分の新常識】宮城・仙台から世界へ! アライオークション活用ガイド

2025年12月18日

農機オークションのイメージ

「長年連れ添ったトラクター、せっかくなら次に必要としてくれる人の元で活躍してほしい」
「まだ動くコンバイン、少しでも高く評価してくれる場所に託したい」

東北の地で農業を支えてきた皆様へ。お手持ちの農機具を整理する際、これまでは「近くの業者に引き取ってもらう」のが一般的でした。もちろん、それは手軽で安心な方法の一つです。

しかし今、「プロのバイヤーが集まる市場(オークション)に、自分自身で出品する」という新しい選択肢が注目されていることをご存知でしょうか?

この記事では、宮城県黒川郡大和町にある「アライオークション仙台会場」を舞台に、なぜ今、宮城・仙台エリアの農家の方々が直接オークションを利用し始めているのか、その戦略的なメリットと具体的な活用法を解説します。

1.日本の中古農機が、世界の食糧生産を支えている

まず、市場の現状について少しお話しさせてください。日本の農機具は、世界的に見て「驚異的なブランド価値」を持っています。

「30年落ち」でも現役? 世界が求めるジャパン・クオリティ

クボタ、ヤンマー、イセキといった日本メーカーの製品は、堅牢で壊れにくく、部品供給も安定しています。そのため、東南アジアや南アジアなどの新興国では、日本で役目を終えた農機が、第二の人生を歩んでいるケースが非常に多いのです。

特に、東北地方で使用された農機は、泥深い水田での酷使に耐えうる馬力があり、かつ所有者様のメンテナンスが丁寧であることから、海外バイヤーの間で「状態が良い」と高い信頼を得ています。

農機具の価値イメージ(国内買取 vs 海外需要)

年式 国内買取相場(イメージ) 海外オークション需要(イメージ)
新品〜5年落ち 100 100
15年落ち 10 45
30年落ち 0 40

※国内では査定がつかないような古い年式でも、海外需要は底堅く推移するケースがあります。

昨今の円安傾向も追い風となり、仙台会場には毎週、世界中への販路を持つ多くのバイヤーが熱視線を送っています。

2. 「買取依頼」と「オークション出品」の違いとは?

農機を手放す方法は、大きく分けて2つあります。それぞれの特徴を理解し、ご自身の状況に合わせて「使い分ける」ことが重要です。

1. 買取専門店への依頼

  • 自宅まで引き取りに来てくれる
  • その場で現金化できる
  • 手間がかからない
  • → 時間がない方におすすめ

2. アライオークション出品

  • 市場の「相場価格」で売れる
  • 中間マージンを自分の利益にできる
  • 自分で搬入する手間が必要
  • → 高く売りたい方におすすめ

3. 宮城・東北の農機が集まる!アライオークション仙台会場が選ばれる3つの理由

「でも、オークションなんてプロの世界の話では?」そう思われるかもしれませんが、アライオークション仙台会場は、一般の農家様や事業者様が参加しやすい環境を整えています。

0️⃣

初期費用 0円

「AI-NET総合機械限定会員」なら入会金・保証金が無料。リスクなく始められます。

🚢

仙台港 × 輸出拠点

港へのアクセス抜群。バイヤーの輸送コストが浮く分、入札価格に上乗せされやすい環境です。

🚜

不動車もOK

規定を満たせば出品OK。「部品取り」として海外需要がある不動車も現金化のチャンス。(※規定詳細はお問合せください)

4. 実際いくら手元に残る? 手数料イメージ

アライオークションの手数料体系は公開されており、非常に透明性が高いのが特徴です。ここでは一例として、オークション予想落札価格80万円の場合をイメージしてみます。

■ 想定条件:落札価格 800,000円 / 出品料 10,000円 / 成約料 19,000円 / 買取店掛率 60%

オークション落札価格 800,000 円
出品料+成約料 ▲30,000 円
オークション手取り額 770,000 円
買取店査定(市場価格の60%) 480,000 円

⇒ 差額イメージ:約 +290,000 円

※2025年1月改定「農機小型C」手数料をもとにした一例です。実際の条件・税別表記などは公式資料をご確認ください。

このように、手数料を支払っても、市場価格に限りなく近い金額を手にすることができるのが、オークション出品の醍醐味です。

5. ご利用の流れ:プロと同じ市場に参加する5ステップ

出品から精算までの流れは、非常にシステマチックで透明性が高いのが特徴です。特に STEP 2(搬入) の期限厳守が成功の鍵です。

1

STEP1:会員登録
お客様のご希望に沿った会員種別への登録を行います。審査があり、連帯保証人が必要となる場合があります。
2
STEP2:会場への搬入(大和町)★重要
宮城県黒川郡大和町の仙台会場へ農機を搬入します。
▷ 搬入締切:木曜日 17:00(これを過ぎると翌週扱い)

▶ Googleマップで場所を確認する

3
STEP3:出品票の記入
アワーメーター(稼働時間)や装備品、不具合箇所などを記入します。
Point: 泥を落としてきれいにし、情報は正直に書くことが、バイヤーからの信頼(=入札)に繋がります。
4
STEP4:オークション開催(火曜日 11:00〜)
セリが行われます。会場に行く必要はなく、AI-NET上で結果を確認できます。全国、そして世界中のバイヤーがあなたの農機を競り合います。
5
STEP5:精算・入金
落札後、手数料を差し引いた金額が指定口座へ振り込まれます。明細が発行されるため、金額の根拠が明確で安心です。
▷「いつ・いくらで売れたか」が数字で残るので、次回以降の売却戦略も立てやすくなります。

アライオークション仙台会場(宮城県)についてよくある質問

Q.個人でも参加できますか?
A. 基本的には古物商許可証を持つ事業者様・個人事業主様が対象です。ご不明点がございましたら、ぜひ一度お問い合わせください。
Q.宮城県外からも参加できますか?
A. もちろんです。宮城・仙台を中心に、青森、山形、福島、岩手など近隣県の企業様もオークションにご参加いただいております。
Q.もし売れ残ったら(流札)どうなりますか?
A. 再出品するか、搬出するかを選べます。ただし、農機の場合、流札時の搬出期限が非常にタイトな場合があります。基本的には売り切れる価格設定にするか、自動再出品の活用をおすすめします。

あなたの農機を、世界の次のステージへ

急いで処分したいなら「買取店」へ。
手間をかけてでも、適正な市場価格で評価してほしいなら
「アライオークション出品」という選択肢があります。

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